学生さんが知っておきたい『クレジットカードの限度額』ってなに?

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学生さんが知っておきたいクレジットカードの限度額とは?

学生クレジットカードの限度額の画像

学生クレジットカードの限度額を徹底解説!

学生さんの利用するクレジットカードには「限度額」があります。これはクレジットカードを利用できる上限額のことです。今回は学生さんが知っておきたいクレジットカードの限度額について徹底解説をします。

目次

限度額にはいくつか種類がある

学生さんが利用するクレジットカードの限度額には『総利用枠』『ショッピング枠』『キャッシング枠』『分割・リボ払い枠』があります。一部のクレジットカードでは以下の表にはない「2回払い枠」「ボーナス払い枠」などがある場合もあります。

学生クレジットカードの限度額(利用可能枠)の解説
総利用枠

(ショッピング枠)

ショッピング枠 一括払い
分割・リボ払い
キャッシング枠

総利用枠

総利用枠とは個人の信用情報や経済力等に応じてカード会社が設定したクレジットカードの限度額です。総利用枠は総利用可能枠などとも呼ばれ、総利用枠は「ショッピング枠」と「キャッシング枠」によって成り立っています。ショッピング枠が30万円でキャッシング枠が5万円の場合は、合わせて35万円利用できるわけではなく、ショッピング枠の範囲内でキャッシング枠が利用できます。つまり、キャッシングを5万円利用している場合は、ショッピングで利用できる金額は25万円となります。

総利用枠はカード発行時に郵送されてきた書類会員用webサイトのご利用可能枠から確認することができます。

クレジットカードの限度額、学生さんの場合はいくら?

学生さんの場合は、限度額が10万円〜30万円で設定されている場合が多いです。学生さんのクレジットカードの限度額はカード会社によって設定方法が異なります。例えば、三井住友VISAでは未成年者や親権者の同意がない成人の学生さんは10万円、親権者の同意がある成人の学生さんの場合は30万円となっています。ニコスカードなどでは一律で10万円。ライフカードやエポスカードでは個別設定されます。

クレジットカード名 限度額
学生専用ライフカード 10万円〜30万円まで
学生用三井住友デビュープラス 10万円〜30万円
三菱UFJカード 10万円
楽天カードアカデミー 10万円
エポスカード 10万円〜30万円
JCB EXTAGE CARD 10万円(入会時に30万円を選択できることもある)

学生さんの場合、社会人と比較して10万円〜30万円と限度額が低めに設定されています。これは学生さんはまだクレジットカードを発行する時の条件である「安定した収入」が無いためです。収入の少ない人に利用限度額の高いカードを利用させることはカード会社としても、債権の回収ができなくなるリスクがあり、できないのです。

ちょっと気になる他の大学生の限度額はどれくらい?

他の大学生は一体どのくらいの限度額が設定されいるのか気になる学生さんもいると思います。アンケートを取って大学生のクレジットカード限度額の結果を紹介します。

(調査結果:有効回答人数20人)

上記のグラフを見るとわかるように学生さんの場合、10万円で限度額が設定されている人が40%、20万円で設定されている人が20%となり、つまり、調査結果から学生さんの60%(半分以上)が限度額を10万円から20万円までの金額で設定されていることがわかります。

クレジットカードを複数枚持った時の限度額はどうなる?私が大学生の頃を参考にすると…

結論から言うと、学生さんがクレジットカードを複数枚持っているからといって利用限度額が減らされることはありません。カードを沢山持てば持つほど、合計の総利用枠が増えるのでクレジット利用できる金額が高くなります。

なぜかと言うと、クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外なので、キャッシングと異なり年収の3分の1までといった規制がありません。

参考情報として私が20歳の大学生の頃のクレジットカードの総利用限度額を紹介すると、

  • 三井住友VISAデビュープラスカードが30万円
  • 学生専用ライフカードも30万円
  • エポスカードも30万円

でした。ここからわかることは、学生さんがクレジットカードを複数申し込んでも、それぞれの利用限度額が設定されるということです。三井住友カードが30万円の利用可能枠を設定しているからといって、ライフカードの利用限度額が減らせることがないことです。

つまり、各社それぞれが自社が発行するクレジットカードの限度額を決定するということです。言い換えれば、年収以上の限度額を複数枚持つことで得られるとも言うことができます。

ショッピング利用枠

クレジットカードのショッピング利用(クレジットカード利用)が出来る利用可能額です。総利用枠の中に含まれる場合とカード会社によっては総利用枠をショッピング枠と言う場合もあります。ショッピング枠には分割払いやリボ払いで利用できる割賦利用枠と一括払い枠で構成されます。

ショッピング枠が一杯になった状態、または買い物によってショッピング枠を越える場合はショッピング利用ができなくなります。ショッピング枠はカード会社に利用残高を返済することで、返済分だけ回復していく仕組みです。

分割/リボ払い利用枠

分割/リボ払い利用枠とは割賦利用可能枠とも呼ばれ、ショッピング利用で利用できる分割払いやリボ払いの利用可能枠です。この分割/リボ払い利用枠(割賦利用可能枠)は割賦販売法で義務付けられており、特別な計算方法で利用可能枠が算出されます。

ショッピング枠が30万円で分割/リボ払い利用枠が10万円の場合、10万円までは分割やリボ払いが利用できますが、残りの20万円は一括払いで支払う必要が出てきます。分割/リボ払い利用枠が一杯になった場合は、分割/リボ払いの利用代金を返済するとその分の利用可能枠が回復しますので、口座引き落とし日まで待つ必要があります。

キャッシング利用枠

クレジットカードのキャッシングが利用できる可能額です。総利用枠、またはショッピング枠に含まれる形が多く、キャッシング枠を越えてのキャッシングはできません。キャッシング枠は学生さんの場合は0〜5万円で設定されているケースが多いでしょう。

学生さんが間違いやすいクレジットカードの限度額を例で解説します!

総利用枠、ショッピング枠が30万円、分割/リボ払い枠(割賦利用枠)が10万円、キャッシング枠が5万円の学生さんの場合の利用枠について

例①:学生さんが1回払いの10万円の買い物をした時の残りの利用枠は?

ショッピング利用は20万円まで、キャッシングは5万円まで可能です。5万円のキャッシングをする場合は、15万円のショッピング利用が出来ます。

割賦利用枠の利用が10万円の場合は、ショッピングは10万円まで利用可能です。5万円のキャッシングをする場合は、15万円のショッピング利用か10万円までの割賦利用と5万円のショッピングが出来ます。

ショッピング利用枠10万円を利用
利用残高(利用した金額) 利用可能枠
ショッピング枠 10万円 10~20万円
割賦利用枠 0 0~10万円
キャッシング枠 0 0~5万円

例②:学生さんが10万円の分割払いをした時の残りの利用枠は?

この場合は割賦利用枠が一杯のため全て一括払いでの支払い(~20万円分)ができます。5万円分のキャッシングをした場合は一括払いで15万円まで利用可能です。

割賦利用枠10万円を利用
利用残高(利用した金額) 利用可能枠
ショッピング枠 0 15~20万円
割賦利用枠 10万円 0
キャッシング枠 0 0~5万円

例③:学生さんが4万円のキャッシングをした時の利用枠は?

ですキャッシング枠は5万円ですのでキャッシングはあと1万円分しか利用できません。ショッピング枠はキャッシング利用残高の4万円を引いた26万円分が利用可能です。

キャッシング利用枠4万円を利用
利用残高(利用した金額) 利用可能枠
ショッピング枠 0 16~26万円
一割賦利用枠 0 0~10万円
キャッシ一七一ング枠 4万円 ~1万円

例④:学生さんが10万円のキャッシングをしたい時

キャッシング枠をオーバーしての利用になるため10万円の利用はできません。

例⑤:学生さんが10万円の利用残高がある時に、23万円の買い物をしたい時

ショッピング枠をオーバーするためショッピング利用はできません。

例⑥:4万円のキャッシングをしている学生さんが28万円の買い物をしたい時

ショッピング利用はできません。学生さんが利用できるショッピング枠(総利用枠30万円ーキャッシング利用残高4万円の26万円)をオーバーしているからです。

例⑦:割賦利用枠を10万円利用している学生さんが22万円の買い物をしたい

ショッピング利用枠をオーバーするため利用できません。

学生の限度額はどう決まる?

学生さんのクレジットカードのショッピング限度額は入会時の審査で決まります。審査では学生さんが未成年者か成人か、親権者の同意が有るか無いかによって限度額は変わってきます。未成年者の場合は多くても10万円が限度で、成人の場合は親権者の同意があるかどうかによって10万円や30万円と限度額が異なります。また未成年か成人かに関わらず一律で10万円と定めているカード会社もあります。

キャッシング枠についても入会時に審査がありますが、学生さんがキャッシング利用を希望しない場合はキャッシング枠を付けないことも可能です。学生さんの場合は多くても5万円が限度です。

学生の年齢や親権者の同意によってクレジットカード限度額が異なることの解説図
親権者の同意
学生さんの年齢 限度額
未成年 10万円 発行付加
成人  30万円 10万円

未成年で親権者の同意なし

この場合はカード発行自体ができません。未成年者は親権者の同意がクレジットカードの発行に必要です。

未成年で親権者の同意あり

クレジットカードの発行ができます。未成年者であることから限度額は低めに設定されます。

成人で親権者の同意なし

クレジットカードの発行は可能ですが、親権者の同意がないため総利用枠は低めに設定されます。

成人で親権者の同意あり

上記の中でもっともクレジットカードの限度額が高く設定されます。

親権者の同意に無関係で限度額が設定

MUFGカードなどでは親権者の同意の有無に関わらずに学生の場合は10万円で設定されます。

限度額を確認するには?

利用限度額は、クレジットカードが発行され郵送されてきた時に同封されていた紙に記載されていたり、各クレジットカードの会員用webサイトからアクセスすることで確認できます。

利用限度額や現在の利用残高(まだ支払いが終わっていない金額)、利用可能枠(現在クレジットカード利用できる金額)は会員用webサイトから確認できるため、アプリのインストールやwebサイトのブックマークをしておきましょう!

原則、限度額がいっぱいになるとクレジットカードは利用できない

限度額を考える時にクレジットカードにはショッピング枠とショッピング枠に含まれる割賦利用枠、キャッシング枠があり、それぞれ別々に考える必要があります。

ショッピング枠が限度額一杯になるとそれ以上のショッピング利用はできません。割賦利用枠が限度額一杯になるとそれ以上の分割払いやリボ払いの利用はできません。またキャッシング枠が限度額いっぱいになるとそれ以上のキャッシング利用もできません。

注意してほしいことは、キャッシング枠がショッピング枠に含まれているため、学生さんの総利用枠が10万円の場合にキャッシングを5万円利用しているとショッピングには残り5万円しか利用できないことが挙げられます。

限度額はいつ解消されるか?

口座引き落とし日に料金を支払った分だけ利用残高から引かれるため、その分の利用可能枠が回復(利用できるようになる)します。つまり、口座から利用代金が引き落としされ、そのデータがカード会社へ送られて、カード会社がデータを処理した後に限度額のデータが更新されます。カード会社によっては引き落とし後にすぐに利用枠が回復せず、タイムラグがあることもあります。

限度額を早く回復させたい(利用できるようにしたい)場合は?

クレジットカードには『繰り上げ返済』というものがあります。『繰り上げ返済』とは、クレジットカード利用の一括払いや分割払い/リボ払い、キャッシング利用残高を口座引き落とし日よりも先に返済するということです。

これにより口座引き落とし日前に繰り上げ返済した分だけ利用可能枠が回復(利用できる)させることができます。クレジットカード会社の処理や入金の確認作業によっては利用可能枠の回復時間が変わります。

できるだけ早く限度額を回復させたい学生さんは覚えておくと便利です。

限度額を上げたい時には?

クレジットカード会社によっては限度額の『継続的な引き上げ』『一時的な引き上げ』が可能です。社会人でも利用することの多いため学生さんは今のうちに知っておくと役に立ちます。

『継続的な引き上げ』とは、限度額をもっと上げて欲しいということで引き上げた後もずっと限度額は引き上げた金額で設定されます。『一時的な引き上げ』とは、一時的な引き上げで設定期間が経過すれば限度額が元に戻ります。主に海外旅行や高額な商品を購入する際に利用されます。

まずカードデスクや会員用webサイトにアクセスし、限度額の引き上げを伝えます。

学生さんや未成年者の場合は限度額の上限を上げる際に原則審査が行なわれ、審査を通れば限度額の継続的・一時的な引き上げが可能です。また限度額の上限の引き上げにあたって親権者の同意が必要になります。

限度額は低く設定できる?

クレジットカードを使いすぎないか怖いので限度額を低く設定した学生さんもいると思います。そんな学生さんはクレジットカード会社のカードデスクに問い合わせることで限度額を低く設定しましょう。

万が一に備えて限度額は余裕を持たせておくこと

クレジットカードの限度額は余裕を持たせておくことが大事です。それは支払い遅延や延滞を防ぐためでもありますが、学生さんのクレジットカードは限度額が低めなのですぐに枠内一杯になってしまう傾向にあるからです。

限度額の増額サービス等もありますが、急な買い物や高額な支払いの際にはすぐにクレジットカードで会計できるほうが便利なことは確かです。普段から限度額の5割までという意識を持っておくと良いですよ。

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