旅行前に!学生さんはクレジットカードの『国内旅行傷害保険』を知っておこう!

基本情報

 

万が一に備えた保険!学生さんが覚えておきたい国内旅行傷害保険とは?

国内旅行傷害保険のイメージ図

国内旅行傷害保険は知っておきたいクレジットカードの基礎知識。

学生クレジットカードの一部には、『国内旅行傷害保険』が付帯されています。『国内旅行傷害保険』とは、簡単に言うと、日本国内での旅行中の事故により入院、手術、治療、後遺障害、死亡した場合に支払われる保険のことです。

海外旅行傷害保険の国内版と思って頂けるとわかりやすいと思います。学生さんが海外旅行へ行く際には「民間の保険」に加入しますが、国内旅行であれば保険も掛けずに旅行される方が多いのが現実です。つまり、国内旅行の保険とは「落とし穴」になりやすく、入院やケガ・後遺障害をした際に補償を受けられず後悔する大人の方も多くいるのです。

クレジットカードの旅行傷害保険は、大人になってからも役立つ保険の知識です。この機会に覚えておくと役立つと思います。

 

クレジットカードに付帯されている国内旅行傷害保険の補償内容とは?

国内旅行傷害保険の補償内容は主に『死亡・後遺傷害』『通院日額』『入院日額』『手術補償金』の4種類があります。クレジットカード会社によって補償内容に多少の違いがありますが、上記の4項目が主に補償内容としては共通しています。

上記の4項目を簡単に説明すると以下のようになります。

国内旅行傷害保険の補償内容
補償項目 補償額の目安 補償内容
死亡・後遺傷害 50万円~2,000万円 事故日を含めて一定期間内に死亡または後遺傷害が残った場合に補償
通院補償 1日3,000円〜 カード会社が指定する一定期間内に一定回数程度の通院を補償
入院補償 1日5,000円~ 事故発生日からの一定期間の入院を補償
手術補償 5万円〜 入院を必要とする場合でかつ手術を受けた時

学生さんはクレジットカードの国内旅行傷害保険を比較する時には、通院補償や入院補償、手術保険金を特に比べるようにしてください。なぜなら、死亡時の保険は死んでしまっているのでご自身が受け取ることはできません。

そのため、学生さんは子供や配偶者がいない方がほとんどなので、旅行中にケガなどをして通院や入院、手術した際の補償が手厚いものを選ぶとおすすめですよ。

国内旅行傷害保険が適用される条件とは?

クレジットカードの付帯保険の適用される条件とは2種類あり『自動付帯』『利用付帯』があります。

『自動付帯』とは、クレジットカードを持っているだけで付帯される保険です。これは手元に持っていなくとも、カード会員であれば自動で付帯されるという保険で、旅行前に特別な手続きは必要ありません。

『利用付帯』とは、そのクレジットカードで旅行前に旅費等のクレジットカード会社が指定した費用を支払った場合に付帯される保険です。自動付帯とは違って自動で付帯されることはありません。

以下の表は「自動付帯」と「利用付帯」の付帯内容の違いです。

自動付帯と利用付帯の付帯内容の違い/caption>
自動付帯 カード会員であれば自動的に付帯される保険
利用付帯 事前に旅費等の代金をクレジットカードで支払うことで付帯される

上記のように「自動付帯」はカード会員であれば無条件で付帯されるため事前に旅費等を支払う必要はありません。しかし、事故に遭遇しカードデスクに連絡する時には「カード番号」などが必要となるため、自動付帯であっても必要あります。

一方の「利用付帯」では事前に旅費等の代金をクレジットカードで支払う必要があります。以下の表は「利用付帯」の対象事故と利用付帯の補償条件を満たすための支払いについての説明です。

利用付帯の対象事故と補償条件
利用付帯の補償対象事故 補償条件を満たす方法
公共交通乗用具搭乗中の傷害事故  公共交通乗用具の搭乗前にその料金をクレジットカードで支払う
宿泊施設に宿泊中の火災や爆発による傷害事故 宿泊施設の利用前に予めクレジットカードで支払う/ノークーポンシステムを利用しての支払い
宿泊を伴う募集型企画旅行参加中の傷害事故 宿泊を伴う募集型企画旅行の代金をクレジットカードで支払う

『公共交通乗用具搭乗中の傷害事故』は、事前にその利用代金を支払った(利用付帯)場合のみに付帯され、自動付帯ではないため事前に旅行で利用する公共交通乗用具の代金を支払っていない場合は付帯されません。公共交通乗用具とは、鉄道事業法や道路運送法、航空法に基づいて行なわれる電車やタクシー、バス、航空機などが該当します。

『宿泊中の火災や爆発による傷害事故』は、事前にその施設の利用代金を支払った場合に付帯され、支払っていない場合には付帯されないため補償されません。ノークーポンシステムとは、宿泊先に事前にクレジットカード会員であることを伝え、さらにそのクレジットカードで決済をすることを告知して予約することです。ノークーポンシステムを利用しての宿泊施設の予約も利用付帯となり補償対象となります。

『募集型企画旅行参加中の傷害事故』は、募集型企画旅行の参加中のケガなどが補償されます。募集型企画旅行とは簡単に言うと、旅行会社が目的地や日程、バスや電車などの移動手段や宿泊施設を計画に基づいて実施される旅行のことです。

以下は保険金が支払われるケースの解説です。

保険金が支払われるケース
担保項目 保険金を支払うケース
公共交通乗用具搭乗中の傷害事故 乗客として搭乗した際の偶然な外来の事故によるケガが原因の場合
宿泊火災による傷害事故 宿泊中に生じた火災・破裂・爆発によるケガが原因の場合
募集型企画旅行参加中の傷害事故 募集型企画旅行参加中の偶然な外来の事故によるケガが原因の場合

以下の表は各補償内容別の保険金の支払いするケースの解説です。

国内旅行傷害保険の各補償内容別の保険金支払いケース
補償内容 保険金の支払いされるケース
死亡補償 事故発生日から保険約款が定める期間以内に死亡された場合、被保険者の法定相続人へ支払われます
後遺傷害補償 事故発生日から保険約款が定める期間以内に後遺傷害が認められた場合、後遺傷害の程度によって補償されます
手術補償 ケガの治療を目的として入院し、所定の手術を受けた場合に手術の種類に応じて支払われる
通院補償 事故日から一定期間内に通院をして医師の治療を受けた場合、 通院保険日額×通院日数の金額が補償。通院保険日額の対象通院日数は90日未満などの限度がある。
入院保障 医師の指示により入院をした場合、入院保険日額×入院日数の金額が補償。事故日から一定期間内の一定日数未満の入院日を対象。

上記の表にある「通院補償」や「入院保障」は事故日からカード会社が定める一定期間内に通院・入院した日数を補償しますが、各カード会社とも「日数は50日以内」や「90日以内」などの制限をしています。そのため一定期間内の全てを通院または入院していても補償されるわけではないため覚えておきましょう。

 

補償対象者は?

国内旅行傷害保険の補償対象者は原則、クレジットカード決済をした学生さん本人(カード会員)のみになります。カード会社によっては家族会員も補償対象となります。

 

国内旅行傷害保険で補償されない条件とは?

国内旅行傷害保険では被保険者(この場合は学生さんのこと)が補償されない場合があります。各クレジットカード会社によって保険の補償適用外のケースは多少異なりますが、主な補償されないケースは以下のようなケースです。

国内旅行傷害保険の補償されないケース
  • 被保険者や保険金受取人の故意による事故
  • 被保険者の重大な過失によって発生した事故
  • 被保険者の自殺や犯罪行為
  • 戦争や内乱、暴動などが原因の事故
  • 放射能や原子力関連による事故
  • 核燃料物質などによって汚染されたものによる事故
  • 有害な特性による事故
  • 被保険者の脳疾患や疾病または心神喪失によって発生した事故
  • 被保険者が無資格運転中の事故
  • 酒気帯び運転での事故
  • 麻薬などを摂取して起こした事故
  • 被保険者の妊娠や出産、流産などの治療
  • 外科的手術その他の医療処置
  • 地震や津波などの自然災害による事故
  • 頸部症候群または腰痛で他覚症状のないもの
  • 被保険者が危険なスポーツをしている最中の事故
  • 自動車や自転車等のレース中、レースの練習中の事故
  • 宿泊を伴う募集型企画旅行の傷害補償の場合は集合場所へ向かう最中の事故、また解散後の事故は補償対象外
  • 公共交通乗用具の傷害補償の場合は、タクシーや電車から降りた後の事故は補償対象外

上記のように「学生さん(カード会員)」に過失がある場合は補償されません。これは国内旅行傷害保険以外にも海外旅行傷害保険や動産総合保険(買い物補償)などの保険全般で共通しています。

また自然災害や戦争等による被害やケガなどが発生しやすい状況にいる場合も補償対象外となる傾向にあります。これも海外旅行傷害保険などの保険と同じです。

 

補償(保険金)の申請に必要なもの

国内旅行傷害保険も海外旅行傷害保険と同じように、補償を受けるためには書類の提出が必要です。書類の提出がされない場合や提出された内容が事実と異なる場合等には補償を受けることができなくなります。また、この場合も海外旅行傷害保険と同じく、カード会社に提出する書類は「コピー」ではなく『元本』が必要となります。

以下は国内旅行傷害保険の補償を受けるために必要な申請書類です。

国内旅行傷害保険の補償内容別の申請書類
保険 傷害死亡 後遺傷害 入院・通院
診断書
同意書
保険金請求書
後遺障害診断書
事故証明書  ◎
死亡診断書または死体検案書  ◎
除籍謄本・相続権者の戸籍謄本
カードの利用を証明する書類
印鑑証明書  ◯

同意書とは基本的に「個人情報に関する同意書」「病院にケガの具合等の情報提供を求める」書類です。交通事故など同様に、保険会社が「学生さんのケガの具合を病院に確認するけど良いですか?」という同意書です。

保険金請求書とは、学生さんがケガ等をした際に保険金を請求するために個人情報等を記入する書類です。カードデスクに問い合わせをして請求します。

上記のように「死亡」と「後遺傷害・通院・入院」の場合では用意する書類が異なります。死亡時にはそれを証明する死亡診断書が必要で、死亡診断書とは診断した医師が発行できる死亡を証明する効力を持っている証明書です。死亡時には書類が多くなることも覚えておきましょう。

 

国内旅行傷害保険の補償の申請手順は?

学生クレジットカードの国内旅行傷害保険の手順の説明図

まずは診察→連絡の順番だが、「カードデスク」に連絡を入れてから診察を受けても良いでしょう!

学生さんが国内旅行傷害保険の保険金請求の申請手順は上記の図のような順序で行ないます。

  1. ケガをした際に病院で診察をします。上記の表の注1にあるように、ここでお医者さんに『診断書』『領収書』を発行してもらいます。
  2. その後保険金請求をするために連絡をします。連絡の段階の注2ではカードデスクに連絡をしますが、保険金請求の場合、事故日より保険が定める期間内に連絡をする必要があります。
  3. そして保険会社より送られてきた書類を記載します。

注2の連絡先ですが、クレジットカードのカードデスクの連絡先はカード裏面に記載されています。そこから保険デスクの連絡先を教えて欲しいと言えば教えてくれますし、対応が良ければカードデスクが直接つないでくれるかもしれません。

学生さんに覚えてもらいたいことは『診断書』『領収書』が必要になることです。ケガをした際の証明には医師の診断書が必要になり、たとえ学生さんが主張しても医療機関(病院)が診断した書類がないと保険はおりません。また領収書がないと金額の精算ができないので紛失しないように保管して下さい。

 

気をつけたい!国内旅行傷害保険が付帯されない例

学生さんが気をつけて欲しいことは旅行傷害保険の申請には事故日からカード会社が定める期間内にカードデスクや保険会社に連絡する必要があります。例えば三井住友カードの場合は30日以内で、この期間内に連絡しないとたとえ書類が用意できても保険金請求ができないことを覚えておきましょう。

 

国内旅行傷害保険の付帯している学生クレジットカード

国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードは海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードよりも少なくなっており、また学生さんが利用できるクレジットカードでは数が少ないため国内旅行傷害保険が付帯されているカードは大変貴重です。以下は国内旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードで学生さんでも申し込み、発行が可能です。

三井住友VISAクラシックカードA、アミティエカード

三井住友VISAクラシックカードAは海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯されています。国内旅行傷害保険については利用付帯です。三井住友カードの学生専用クレジットカードで保険が付帯されている代表的なカードです。

三井住友アミティエカードでも国内旅行傷害保険が付帯しています。海外旅行傷害保険も付帯されているので旅行を安心して楽しみたい女子学生の方におすすめです。

 

ライフカードStella、ライフカードトッピングカード、ライフカード(旅行傷害保険付き)

ライフカードの旅行傷害保険付きのクレジットカードです。ライフカードは年会費無料ですが旅行傷害保険が付帯されていません。そのため年会費を払って旅行傷害保険付きのクレジットカードを利用することもおすすめです。

ライフカードStellaは女性のクレジットカードで旅行傷害保険が付帯されています。デザインも女性らしく保険も充実しているため女子学生におすすめのクレジットカードです。

 

JACCSカード・Extreme Card・REX CARD・REX CARD Lite・Reader’s Card

JACCSカードが発行するJACCSカード/Extreme Card/REX CARD/REX CARD Lite/Reader’s Cardには国内旅行傷害保険が付帯されています。学生専用クレジットカードだと国内旅行傷害保険が付帯されていないカードが多いため、JACCSカードをセカンドカードとして所有するということもおすすめです。

 

クレジットカードの国内旅行傷害保険は、日本国内に住む学生さんだからこそ、持っておきたい保険!

国内旅行傷害保険は海外旅行傷害保険と比べて付帯されているクレジットカードは少なく、その存在すら知らなかった方もいるばずです。日本国内で旅行する時に条件を満たせば「国内旅行傷害保険」が付帯されることを知っておけば、学生さんも安心して旅行に行くこともできますし、本来ならもらえる保険金を受け取って治療費等の費用に充てることもできます。

まだまだクレジットカードの付帯保険の認知度は非常に低いので、学生さんは若い今のうちに「国内旅行傷害保険」を始めとする付帯保険があることを覚えておきましょう!

以下は合わせて読みたい海外旅行傷害保険のリンクです。海外旅行に行く学生さんは合わせて知っておきましょう!

 

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