VISAやJCBって何?学生さんにクレジットカードの『国際ブランド』をわかりやすく解説!

有名な代表される5つの国際ブランド
クレジットカードを初めて持つ学生さんには、国際ブランドって何?VISAやJCBってどういう意味?と疑問を持つことも多いと思います。今回は、国際ブランドについて紹介していきますね。
目次
- 1 VISAやJCBって何?学生さんにクレジットカードの『国際ブランド』をわかりやすく解説!
- 1.1 国際ブランドとは何?
- 1.2 国際ブランドの種類と特徴と比較をしてみます。
- 1.3 国際ブランドの売上げ高のシェア
- 1.4 自分のカードの国際ブランドを確認したい場合
- 1.5 国際ブランドと発行会社は別物ということを学生さんは覚えておこう!
- 1.6 国際ブランドはいつ選択するの?
- 1.7 持っているクレジットカードの国際ブランドがそのお店やネット通販で使えるか確認する方法
- 1.8 国際ブランドによっては買い物先でカードが使えないこともある
- 1.9 一度発行したクレジットカードの国際ブランドの変更はできる?
- 1.10 結局、学生クレジットカードの国際ブランドはどれがいい?
- 1.11 ちなみ大人になったら(アメリカンエキスプレスやダイナースもいいよ)
- 1.12 More from my site
国際ブランドとは何?
国際ブランドとは、クレジットカードを世界で利用できるように決済システムを管理している機関です。例えば、『VISA』で会計をするには『VISA』の決済システムを導入している店舗で利用できます。

学生さんはこんなマークを見たことはありませんか?これが国際ブランドです。
学生さんのクレジットカードの右下にロゴマークが付いていますよね。それがそのカードの国際ブランドです。例えば、クレジットカードの右下に『VISA』のロゴマークがあれば世界のVISA加盟店のどこでも使用できる仕組みです。『Master Card』のロゴマークがあれば世界のMaster Card加盟店のどこでも利用できます。『JCB』のロゴマークがあればJCBの加盟店で利用できます。
国際ブランドの種類と特徴と比較をしてみます。
学生さんもこんなロゴマークをお店等で見たことはありませんか?これらが現在世界で使われている主な国際ブランドです。国際ブランドには主に『VISA』『Master Card』『JCB』『アメリカンエキスプレス』『ダイナースクラブ』などがあります。
では、それぞれの国際ブランドの特徴は以下のようになっています。
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VISAやMaster Card

VISAとMaster Cardの国際ブランド
日本および海外でも取り扱いのシェアが高く、ほとんどの店舗や通販サイトで利用可能。必ず1枚は持っておきたいクレジットカード。シェアはこの2社がトップクラス。
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JCB

JCBの国際ブランド
日本の国際ブランド。地方の個人店ではJCBのみ取り扱っているところも多いが、VISAと比較すると海外での実用性は低い。日本人が多く行く海外の都市部の観光地には比較的使用できるところは多い。現在はアジア圏だけでなく世界的に普及しつつあるが、学生さんが海外で使うなら現在もVISAの方が安心。
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アメリカンエキスプレス

アメリカンエキスプレスの国際ブランド
年会費は高いがトラベル・保険関係のサービスの充実が優れている。学生が申し込むには20歳以上で内定先が必要と言われている。
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ダイナースクラブ

Diners Clubの国際ブランド
富裕層に人気のある高ステータスな国際ブランド。一定の収入以上が無いと入れないと言われている。世界シェアは高くないが、ダイナースクラブカードには利用限度額が無いと言われている。学生さんではダイナースクラブは難しい。
国際ブランドの売上げ高のシェア

引用:三井住友VISAカードより引用
国際ブランドの世界の売上高のシェアを見ると『VISA』が48%と多いことがわかります。『Master Card』と合わせると約80%もあります。つまり、世界のほとんどのクレジットカード利用者が「VISA」「Master Card」のいづれかで決済していることがわかります。
クレジットカード利用者の売上高のほとんどがこの2種類の国際ブランドで成り立っているため、クレジットカード加盟店もVISAやMaster Cardの取り扱いをしていることがほとんどです。つまり、VISAやMaster Cardを持っていれば海外や日本国内でのカード利用ができないということはまずありません。世界の旅行先でのクレジットカード利用については、『VISA』『Master Card』の両方を使えるお店が多いので、学生さんはこのどちらかを持っておくとカード利用ができないという事態は避けられます。

それぞれの国際ブランドの特徴を比較!
海外旅行にはやはり海外での取り扱いに安心の高いVISAとMaster Cardがおすすめです。JCBは日本の国際ブランドであることから以前は海外旅行には不向きと言われましたが、現在はJCBの加盟店が海外でも増加しています。特に学生さんが海外旅行で行くような主要都市(ニューヨークやハワイ、アジア)などではJCBでもそれほど問題はありません。Diners Clubは学生さんでは発行が不可能と言われており、ゴールドカードなどもありません。もっとも高いステータスのクレジットカードです。アメリカンエキスプレスは内定がある20歳以上の学生さんなら審査が可能です。保険の補償金額や優待内容等が他のクレジットカードとは異なります。
自分のカードの国際ブランドを確認したい場合
まず自分のクレジットカードの表側を確認してもらうと、右下にロゴマークが付いているのがわかります。このロゴマークがそのクレジットカードの国際ブランドを示しています。
ほとんどのクレジットカードは上記の画像のようにクレジットカード券面の右下に国際ブランドのロゴマークがあります。しかし、一部のクレジットカードには以下の「みずほマイレージクラブSAISONカード」のようにクレジットカード券面の右上に国際ブランドのロゴマークが記載されていることがあります。このカードでは右下に「SAISONカード」の国内ブランドのロゴマークが掲載されていますが、国際ブランドは右上に記載されている『VISA』であることを覚えておいて下さい。
また以下のカード(セゾンブルーアメリカンエキスプレス)は国際ブランドのロゴがクレジットカード券面に記載されていません。本来ならば券面の右下や右上に記載されているケースが多いロゴマークですが、このカードのように一見するとクレジットカードなのか迷ってしまうカードもあります。以下のカードはセゾンブルーアメリカンエキスプレスカードなので「アメリカンエキスプレスの国際ブランドなのかな」と予測をすることが大事です。
国際ブランドと発行会社は別物ということを学生さんは覚えておこう!
注意して欲しいことは、国際ブランドとクレジットカード発行会社は別物ということです。発行会社はカードの裏面に記載されおり、代表的なカード会社には「三井住友カード」「三菱UFJニコス」「エポスカード」「SAISONカード」「オリコカード」などがあります。
もし「国際ブランドは何ですか?」と聞かれた時に「エポスです」などと間違って答えないようにしましょう。
国際ブランドはいつ選択するの?
学生さんが使うクレジットカードの国際ブランドは基本的に学生さんが選択します。国際ブランドの選択はクレジットカードを申し込みする時に選択します。
一部のカードでは選択不可になっています。また学生さんが選択できる以外の国際ブランドを利用することはできませんので覚えておきましょう。
持っているクレジットカードの国際ブランドがそのお店やネット通販で使えるか確認する方法
あなたが持っているクレジットカードの国際ブランドにショッピング先が加盟していることが必要です。そのチェック方法は、店舗ならばレジやお店の入り口にあなたの持っているカードの国際ブランドのロゴマークがあるか、WEBサイトにクレジットカードで支払いが可能かかどうか掲載されていることです。お店の入り口や会計レジ付近に以下のようなロゴマークを見たことはありませんか?これは国際ブランドが『VISA』であれば使用できますという意味です。

VISAが利用できるという意味
また複数のロゴが掲載してある場合はいづれかのカードで決済が可能という意味です。下記の場合では『VISA』『JCB』が使用可能です。

このような表記があれば『VISA』『JCB』の国際ブランドが使用可能
またインターネットなどで調べる場合にはクレジットカードの使用可能な国際ブランドを確認します。『カード』の項目を探し、自分のカードの国際ブランドがあれば使用可能です。以下の食べログの例ではVISA,MasterCard,JCB,AMEX,Dinersが使用可能です。

赤枠で囲われた場所に利用できる国際ブランドが明記されている
国際ブランドによっては買い物先でカードが使えないこともある
学生さんは、ネット通販のWEBサイトやアプリ、飲食店やデパート、コンビニでショッピングをすると思います。しかし、買い物をする店舗があなたの持っているクレジットカードの国際ブランド(VISAやJCB)に加盟していない場合はそのカードを使用することができませんので、現金等で会計をする必要があります。
一度発行したクレジットカードの国際ブランドの変更はできる?
一度発行したクレジットカードの国際ブランドの変更は各社によって対応は様々です。以下に代表的なクレジットカード会社の対応をまとめて掲載しておきます。
国際ブランドの変更 | 備考 | |
三井住友カード | × | 新規で申し込みが必要。 |
MUFGカード | ◯ | 手続きが必要 |
ニコスカード | ◯ | 手続きが必要 |
ライフカード | ◯ | 電話窓口へ連絡後、カード記入申し込み書を記入。審査通過で発行。 |
エポスカード | ◯ | 手続きが必要。急ぎの場合は丸井各店舗のカードカスタマーセンターで受付可能。 |
上記のように国際ブランドを変更する場合は新規での申し込みや手続きが必要になります。その際に審査が行なわれる可能性があり、それを通過すれば変更は可能になるようです。
結局、学生クレジットカードの国際ブランドはどれがいい?
学生さんはVISAかMaster Cardがおすすめです。なぜなら、VISAが世界シェアNO1であり、VISAが使るお店であればMaster Cardも使えるのが一般的だからです。国内の利用であれば『VISA』や『Master Card』『JCB』で十分使えますが、海外では主要都市以外では『JCB』の取り扱いが少ない傾向にあり、『JCB』を持っていても万が一使えないケースが考えられます。海外旅行や留学に行く学生さんはVISAかMaster Cardを持っておくことが必須です。

学生さんには国際ブランド『VISA』『Master Card』が一番おすすめ。
ちなみ大人になったら(アメリカンエキスプレスやダイナースもいいよ)
学生さんの場合は『VISA』や『Master Card』を持つことが多いのですが、将来的にはアメリカンエキスプレスやダイナースクラブも目指してみて下さい。保険サービスや付帯サービスもランクが高いのでクレジットカードのメリットも楽しむことができますよ。
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