クレジットカードのオンラインプロテクション(ネット不正補償)を徹底解説!

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ネット上での不正利用の損害を補償!クレジットカードの『オンラインプロテクション』は学生さんの味方!

学生クレジットカードのオンラインプロテクション

学生クレジットカードにはオンラインプロテクションという保険が付帯されているカードがある!

クレジットカードを利用する学生さんはオンラインプロテクションを知っていますか?今回はぜひ覚えてもらいたいオンラインプロテクションの紹介をします。

クレジットカードのオンラインプロテクションとは?

クレジットカードには『オンラインプロテクション』というインターネット上での不正利用で負った損害をカード会社が補償してくれる制度があります。『オンラインプロテクション』はカード会社によっては「ネットセキュリティサービス」などとも呼ばれており、学生さんが利用する一部のクレジットカードにもオンラインプロテクションは付帯されています。

『オンラインプロテクション』はネット上でのなしすましやカードの悪用による不正利用の損害を補償してくれる制度であり、「商品の破損や盗難」を補償する制度とは違いますから気をつけましょう!

オンラインプロテクションの補償対象は?

ネット上での不正利用が補償対象となります。以下のケースはカード会社のオンラインプロテクションの補償対象となる不正利用の例のケースです。以下の1つの条件を満たしていること、または複数のケースを満たしていることが補償対象となります。

  • インターネットショッピングにおいてカード番号が第三者によって利用された場合
  • 各カード会社が定める期間以内の不正利用であること
  • 調査の結果第三者の利用と認められた場合

上記のようにオンラインショッピングにおいて、学生さんが利用するクレジットカードに第三者が不正利用をした場合に補償対象となります。また仮に不正利用があってもかなり以前の不正利用は補償されません。クレジットカード会社は不正利用を受理すると、受理日からクレジットカード会社が指定する日数を遡り、それ以降の不正利用損害が補償される仕組みだからです。図にして説明すると以下のようになります。

学生クレジットカードのオンラインプロテクションの補償期間の説明図

カードデスクは学生さんが不正利用を報告した日(受理日)からカード会社が定める日数遡り(上記の画像例では60日)、それ以降の不正利用を補償対象とします。上記の画像の不正利用Bは補償対象になりますが、カード会社が一定日数遡った、それ以前にある不正利用Aについては補償対象外となります。

つまり、クレジットカードの利用明細を確認して不正利用があれば早急にカードデスクに連絡しないと補償を受けられなくなります

オンラインプロテクション利用の流れは?

クレジットカードでの不正利用が疑われる場合は、どのような流れでオンラインプロテクションが進んでいくのでしょうか。基本的にはネット不正利用の可能性がある場合の連絡は以下のような手順で行います。

  1. カードデスクやコールセンターへ連絡(カード裏面に連絡先が記載)
  2. カード会社へ「警察署に被害届を出すべきか」相談する
  3. カード会社からの不正利用調査への協力(関係書類の送付)
  4. 不正利用の請求の取り消し、不正利用が認められない場合は利用代金の支払いへ

①まずはカードデスクやコールセンターへ電話連絡をして不正利用があることを伝えます。この際に本人確認を行い、承認されればカードの利用停止措置がとられます。②ここでカード会社に警察に被害届を出すべきか相談して下さい。基本的には不正利用をされた際には最寄りの警察署に被害届を提出します。

③次にカード会社から不正利用調査の協力を求められます。関係する書類が送付されてくるので速やかに記入して返送します。カード会社が定める期間中に書類を返送しないと「不正利用の被害者が調査に協力しない」と見なされて不正利用の補償対象外とされることもあります。

④そして、不正利用が取り消されるかどうかの連絡があります。不正利用が認められない場合はカード会員である学生さんが利用代金を支払うことになります。不正利用が認められないケースについては以下の『オンラインプロテクションが適用されないケースとは?』で解説しています。

一度不正利用されたクレジットカードはカード番号などが漏洩しているため、カードは利用停止措置が取られて新カードが再発行されます。

オンラインプロテクションの補償にあたって必要な協力とは?

学生さんはオンラインプロテクションの補償にあたって以下のような協力が必要です。

  • 各カード会社が提出を求める書類を必要期間内に送付すること
  • 各カード会社の不正利用調査に対して協力をすること

クレジットカード会社は不正利用の連絡後に、それが本当に不正利用なのかを調査する必要があり、その際に学生さんに対して書類の送付や不正利用調査の協力が求められます。この調査に非協力的だったり、書類をしっかりと送付しない場合には不正利用の補償が受けられないことがカード規約で決まっています。

オンラインプロテクションで用意する物は?

もし身に覚えのない不正利用が見つかった場合は何を用意すれば良いのでしょうか。以下のものが必要になります。

  • クレジットカード(カード番号などのカード情報)
  • 不正利用の可能性がある利用明細(ネット利用明細または紙面での利用明細書)
  • カードデスクの電話番号(カード裏面に記載)
  • 印鑑

印鑑はカード会社から送られてくる不正利用の請求書で『学生さん自身が不正利用をしていません』という押印で必要になります。不正利用の可能性がある利用明細はネット利用明細か紙面での利用明細書になりますが、こちらはカード会社へ郵送する必要があります。また不正利用と判断された後にも証拠として残すためにもカード会社提出用以外にも学生さんの手元に予備を持っておくと良いでしょう。

補償額はどのくらい?

補償額は不正利用と認められた金額となります。正確な補償金額はクレジットカード会社の調査によって変わり、全ての不正利用が補償される場合や一部の不正利用が補償される場合があります。

いつの利用分からが不正利用なのかについては、カード会社が学生さんに「最後に利用したのはいつか」と聞いてきますので、その時に正直に答えて下さい。クレジットカード会社によってはこの調査への協力が無い場合は補償がされないことがあります。

さらに、調査にあたっての必要書類をカード会社が提出してくれることもあり、その提出を無視してしまうと補償を受けられなくなることがありますので合わせて覚えておきましょう。

オンラインプロテクションが適用されないケースとは?

オンラインプロテクションが適用されないケースは、各クレジットカード会社によって異なります。以下はカード会社が用意しているオンラインプロテクションの主な適用対象外となるケースです。

  • 会員の故意や重大な過失によるもの
  • 暗証番号による取引で、故意や過失が会員にあることにより生じた損害
  • 第三者に類推されやすい暗証番号により生じた被害
  • カード裏面にサイン(署名)がない場合
  • 会員規約に違反した状態での紛失や盗難
  • 保険請求に必要な書類の未提出の場合
  • 損害の防止や軽減に非協力的な場合
  • カード会社の調査に協力しない場合
  • 会員が他人へのクレジットカードを貸与、譲渡などをした場合
  • 届け出内容に虚偽がある場合
  • 会員本人またはその家族、同居人など会員の関係者による利用の場合
  • 購入商品などが会員住所に配送され受領されている場合
  • 会員やその関係者の自宅・勤務先などの電話番号やIPアドレスから発信、利用されている損害
  • 会員の通信障害や操作ミスに起因する場合
  • 戦争や自然災害などの際に発生した損害
  • 会員が利用している暗証番号が漏洩し不正利用された場合
  • 認証手続きの結果、会員本人の利用であることが確認された場合
  • web認証のパスワードなどが送付される前の損害
  • 商品購入日がクレジットカード会社の補償期間以前の場合(カード会社への不正利用連絡が遅い場合)
  • 会員の犯罪行為によって発生した損害

オンラインプロテクションを始め、旅行傷害保険などの保険全般で言えることですが、保険はカード会員である学生さんに過失があった場合には補償対象外となります。

またしてしまいがちなオンラインプロテクション補償されないケースには『暗証番号取引で過失がある場合』があります。これは暗証番号を他人に見られたことにより不正利用に繋がったことなどが挙げられます。カード規約では学生さんに暗証番号の管理を厳重にすることを求めています。そのため暗証番号が他人に知られることは会員規約に違反することになり、補償されなくなります。

『カード裏面にサインが無い場合』もカード会員規約違反です。カード裏面にサインがないと店頭での不正利用時も補償されないだけでなく、盗難にあった場合に第三者に名前を書き換えられ乗っ取られる可能性もあります。その際には補償されないこともあるので、学生さんは裏面にサインを書くようにして下さい。

『学生さんのカード会社への不正利用連絡が遅れた場合』とはクレジットカードのオンラインプロテクションは届け日から特定日数さかのぼり、それ以降の不正利用を補償するため、カード会社への連絡が遅れると補償対象期間を過ぎてしまうことです。不正利用が見つかった場合にはすぐにカードデスクに連絡しましょう。

動産総合補償(ショッピング補償/買い物補償/ショッピングプロテクション)とは補償が違うので注意しよう!

学生さんは『動産総合補償(買い物補償やショッピング補償とも呼ばれる)』と『オンラインプロテクション』は別物であることを理解しておきましょう。両者の違いを勘違いしている方も多くいます。両者の違いは『動産総合補償』がクレジットカード利用で購入した商品の『破損や盗難の損害を補償すること』に対して、『オンラインプロテクション』はネット上での『不正利用の損害を補償すること」です。

つまり、表で確認すると以下のようになります。『動産総合補償』が商品や製品等の「物」を補償することに対して、『オンラインプロテクション』は不正利用で負った「損害額」を補償してくれる違いがあります。

動産総合補償とオンラインプロテクションの違い
破損や盗難の損害補償 オンライン上の不正利用の損害を補償
動産総合補償 ×
オンラインプロテクション ×

実店舗での不正利用は?ネットで買った商品の破損や盗難は?

では、上記の表(動産総合保険とオンラインプロテクションの違い)にある×の部分(ネットで購入した商品の破損や盗難の補償と店頭でのクレジットカード不正利用損害)の補償は、どの保険がその役割を担うのでしょうか。

クレジットカードの保険をまとめると以下の表のようになります。店頭およびネット上で購入した商品の破損や盗難は『動産総合保険』が適用され、店頭でクレジットカードの不正利用があれば『盗難紛失補償』が適用され、ネット上での不正利用があれば『オンラインプロテクション』が適用されます。

店頭購入とネット購入で付帯される保険の違い
店頭で購入 ネット上
商品の破損や盗難(物) 動産総合補保険  
不正利用の損害(金) 盗難・紛失補償  オンラインプロテクション

店頭でクレジットカードが不正利用されるということは盗難や紛失によりクレジットカードが第三者に渡ったということなので『盗難・紛失保険』が適用されます。ネット通販やwebサイトで購入した商品の破損や盗難は「オンラインプロテクション」ではなく『動産総合保険』の適用範囲です。

しかし、全てのネット上での購入商品の破損が動産総合保険で補償されるわけではありません。例えば、三井住友カードでは「商品の配送中に生じた損害」は対象外になりますし、ライフカードでは「ネット上での個人売買」は補償対象外になります。

以下は利用している学生さんが多いクレジットカードの「オンラインプロテクション」と「動産総合補償」の付帯の有無を比較しています。

クレジットカードの「オンラインプロテクション」と「動産総合補償」の付帯の比較表
オンラインプロテクション 動産総合補償
三井住友VISAデビュープラス 最高100万円
三井住友クラシックカード・アミティエカード 最高100万円
JCB CARD EXTAGE × 海外利用のみ
MUFGカード
ライフカード × ×
オリコカード × ×
JACCSカード
楽天カード ×
アメリカンエキスプレス

上記のように銀行系カードは保険が手厚い傾向にあり、信販系のカードなどはゴールドカードにならないと付帯されないようです。

オンラインプロテクションが付帯されている学生さんおすすめのクレジットカード

学生さんはスマホやパソコン、アプリで服や本など様々な商品を購入すると思いますが、オンラインプロテクションがあれば不正利用があっても安心です。

以下はクレジットカードでオンラインプロテクションが付帯されているカードです。

学生クレジットカードのオンラインプロテクション付帯内容
補償内容
三井住友デビュープラス 届け日から90日前にさかのぼり、それ以降の不正を補償。
三井住友クラシックカード/アミティエカード
REX CARD Lite
楽天カード 不正利用を補償。

やはり学生さんから人気の高い三井住友カードはネット上での不正利用も安心できます。jaccsカードのREX CARD Liteもネット不正は補償されるようです。これらのカードを使うことをおすすめします。

まとめ

スマホやパソコンでネットショッピングが手軽になった現在では、学生さんのクレジットカード情報を盗んで不生利用をする犯罪もたくさんあります。万が一、ネット上での不正利用にあったことを考えてオンラインプロテクションをよく知っておきましょう!

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